野菜工場
富士通は2015年からベトナムでIT(情報技術)を使った農業支援事業を始める。現地の情報システム会社と提携し、栽培に適した条件で農作物工場を遠隔運営する仕組みを販売する。安定した品質の葉物野菜などが作れることを売りに農業団体や小売業などの採用を見込む。東南アジア各国で高品質な食物への需要が高まるとみて、日本で実績を上げている技術を海外に広げる。
ベトナムのシステム大手FPTと組む。来春をメドにハノイ近郊で面積5千平方メートルの野菜工場を稼働させるとともに現地で受注活動を始める。
富士通のデータセンターで温度や湿度、日照時間など作物の育成に適したデータを解析する。データをもとにインターネット経由で天窓の開閉や冷暖房の設定など工場の設備を遠隔操作する。
まず日本のデータセンターで解析や遠隔操作を始め、気候や土壌などのデータを蓄積しながら、富士通がベトナムなどに持つデータセンターに拠点を移す。
富士通は日本で12年から農業法人などに農作物の生産システムを提供しており、和歌山県では糖度の高いミカンの栽培に利用されている。海外展開をテコに15年度に農業支援事業で150億円の売り上げを目指す。ベトナムは3月、農業の近代化に向けて日本の技術を導入することで日本政府と合意している。
今朝の日経新聞1面の記事である。
ベトナムでの野菜生産を工場で行うという。
工場の輸出ということであるが、
それは、システムとしてである。
私は、もう10年位前になるが、
キノコ工場の生産ライン調整に関わったことがある。
そのときすでに、その工場では、まいたけが1日20t生産されていた。
誰がそんなに食べるのだろうと思ったりもしたが、
市場の消費量と比較したら足りないくらいだった。
これから、鍋の季節になるがその生産量はもっと増えているのだろう。
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