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円高一時95円

円相場が急伸し、6日のニューヨーク外国為替市場で一時1ドル=95円台まで上昇した。7日の東京外為市場でも97円台の円高・ドル安水準で推移している。円急伸の背景や今後の見通しを市場参加者に聞いた。目先の相場を判断する材料として7日発表の米雇用統計を挙げる声が多かった。日経新聞より

いまのところ、97円に戻しているようだ。

少し意識していなかったが、100円を割ってからあっという間であった。

一日で、2円、3円と大きく振れるのはいただけない。

FXなどをしている方々は大変だろう。

私は、金融商品は傍観者なので正直その辺の実感は持っていない。

購入する元手もないのが実情なのだが。

さて、冒頭の記事にあるように、本日発表されるアメリカの雇用統計が

判断材料になるという。

ここに疑問を呈してみたい。

前回の記事にも書いたが、

世界的な失業が発生している本質がどこにあるのかが、

判断材料としてみなすには大切なのだと思う。

とにかく指標としてというのであればそうなのだが、

アメリカ経済が回復してきているということと、雇用が改善されるというのは、

完全にはリンクしなくなってきているように思うのだ。

たしかに、景気回復がなされてくれば、仕事量は増える。

レストランが繁盛すれば、そこで働くコックやウェイトレスがたくさん必要になる。

自動車が売れれば、生産工場の人間はフル生産対応のためにたくさん雇用される。

そういう意味では、そうなのだが、

では、リーマンショック以前の状態に戻るのかと言われれば、

戻らないというのが正解なのだろう。

その理由は、生産性が向上しているからだ。

この10年もの間、コンピューター、インターネットなどの技術革新によって、

信じられないくらいの速度で生産性が上がってきている。

それが、リーマンショックというものを境に、

大量の失業者を生むことになる。

リーマンショックというお題目があるために、

どんどん解雇されていった。

事実、そうしなければその会社は存在し続けられなかったことも認めなければならない。

そのうえで、リーマンショックからすでに5年。

雇用問題は深刻化している。

これは経済の循環からくる大停滞期とは言えないだろう。

コンピューターやロボットに変わられたのだ。

どうやらここに本質があると思う。

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