最近のトラックバック

« 原発再稼動には無理がある | トップページ | 市場は常に正しいのか? »

国内回帰

富士ゼロックスは商業用の高速デジタル印刷機の生産を中国から日本に移管する。中国の人件費の急激な上昇を受け、きめ細かな設計変更や工程の改良を進めやすい国内でつくるのが有利だと判断。中国では出荷台数の多い普及品の生産に特化し、日中で役割を分担する。中国でのコスト上昇を受け、付加価値の高い製品を中心に、効率の高い日本に生産を移す動きが広がる可能性がある。
富士ゼロックス子会社が持つ新潟の工場に生産を移管する
 年内をめどに現地法人の富士ゼロックスシンセン(中国・深セン市)から国内生産子会社が持つ新潟県柏崎市の工場に生産を移管する。国内で部品や製造設備の内製化を進めるほか、組み立て工程の効率化を徹底して中国より低いコストで生産する。
 対象の機種は価格が1台数千万円で、カタログやポスターなどを毎分約100枚のスピードで印刷できる高機能タイプ。納入先の印刷会社などの要望に合わせた仕様に変更して出荷するケースが多く、融通の利きやすい国内の組み立てラインの方が効率的に作業を進められる利点もある。

本日の日本経済新聞より

さて、

製造業の国内回帰が可能性として見えてきたかのように思えるが、

その動きはどうなるのだろうか。

Photo

主だったところが表にあるとおりだ。

単純に、中国の賃金が高騰していると言う理由だけなのであろうか。

それがトリガーになっていることは理解できる。

しかしそれだけなのか。

中国はもはや世界の工場のみならず、世界のマーケットになりつつある。

そうであれば、マーケットの近くで生産するのが製造業としては、

ごく普通の考え方である。

それが他の新興国ではなく、まだまだ人件費はお高い日本に

帰ってくると言うのはどういうことなのだろうか。

中国生産で一番効果をあげているところが、アップルだろう。

台湾の製造受託会社(ホンハイ)の中国工場では、

100万人が働く。

自動化も進んでいるだろうが、やはり主体は低賃金の労働力である。

まだそれがいまの主流であることはまちがいない。

しかし、それでもなお日本に国内回帰と言う選択をしているのだ。

理由があるはずだ。

おそらくは、一人当たりの生産性を比較してそのコスト比が

中国(海外)である必要はないと判断されたものと思う。

日本国内では生産設備の自動化はかなりの割合で進んでいる。

今後は、そのデジタル化によって人がロボットに置き換えられていく。

すなわち、いままでのような製造業=雇用の確保という

公式が成り立たなくなることが予見できる。

だが、我々製造にたずさわる者はそのところから逃げるわけには行かない。

今までとは違ったスキルが求められるようになるだろう。

時代はつねに変化している。

« 原発再稼動には無理がある | トップページ | 市場は常に正しいのか? »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 国内回帰:

« 原発再稼動には無理がある | トップページ | 市場は常に正しいのか? »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ