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海外シフト加速

円高や大手企業の海外シフトを背景に中小企業が海外進出を加速する。浜松市など産業集積地の中小企業が相次ぎ新興国に「集団進出」し、単独での進出も急増している。これまで地元企業の流出阻止に懸命だった自治体も国内拠点の存続を条件に中小の海外進出を後押しし始めた。政府も日本政策金融公庫の融資制度拡大などで支援する。電機、自動車などの大手に続き、中小も海外で稼ぐ力を高める。
集団進出は1社では資金やノウハウに限りがあるため、複数の企業が協力し合うのが狙い。浜松市の中小10社は20日、東南アジア進出を目指す事業協同組合を設立した。自動車部品や繊維、建設など幅広い業種が参加。インドネシアなどで情報を集め、工業団地への共同進出を検討する。協組で土地を買って分割利用する案もある。
日本経済新聞 1面より

今朝の日経新聞の1面にこの記事があった。

円高が続いていることへの警鐘なのだろうか。

これは単なる円高だけの問題ではないことは、

読者諸兄ならば容易に想像できるだろう。

グローバリゼーションと言えばかっこよく聞こえるが、

世界がフラット化してきていることの査証である。

富の分配がなされてきているということだ。

本日、世界の人口は70億人に達するそうだ。

数年前までは、50億と言っていた記憶がある。

それがあっという間に、60億を過ぎ、70億人に達した。

その大半をアジアが占めるという。

確実に豊かになってきているアジア圏。

その巨大なマーケットに向けて我々中小企業も挑戦しなければならない。

製造業の基本は、現地生産だ。

消費地の近くで生産するのが効率が良いからである。

だからこの流れは変わらない。

今までは、力のある大手企業であったが、

これからは、中小企業もそこへ向かうと言うことだ。

製造業が海外へシフトしていくと言うことは、

付加価値を生み出す源泉が国内からなくなっていくということである。

金融で食べていけるという幻想を抱いてはいけない。

それは今のヨーロッパを見ていればわかる。

限界が近づいている。

Photo


豪雨

今朝は、雷鳴とともに目が覚めた。

まるで、フランケンシュタインの気分だ。

会社に行くため、家を出て車に乗り込む。

びしょぬれである。

会社に到着して、事務所に入る。

びしょぬれである。

現場へ出向く。

びしょぬれである。

と思ったら、かさをさしていたので足元だけが、

びしょぬれである。

こんなに雨が激しく降り続くと仕事にならない。

今しがた、社員が営業に出かけた。

きっとワイパー全開でも前が見難いだろう。

気をつけて運転していただきたい。

本日は、夕方に来客予定であるが、

無事にたどり着けるのだろうか。

そんなことを思いつつも、

日本がタイみたいな洪水に見舞われないのは、

急峻な地形だからだろうと思いをめぐらしている。

タイに進出している企業はじわじわと近づいてくる水に、

どうにも対策ができないでいるだろう。

水に浸かると、3ヶ月は休業を余儀なくされる。

わが社も、4年前に浸水した。

他人事には思えない。

早く止まないかなぁ。

ギリシャ

【ローマ=共同】深刻な財政危機に陥っているギリシャからの報道によると、同国全土で19日、国会で20日までに採決予定の政府の追加緊縮策に反対して、官民二大労組の連合組織が48時間のゼネストに踏み切った。ゼネストは5日に続き、今月2度目。

19日、アテネの国会議事堂前に集結したデモ隊=ロイター
 アテネでは約13万人、北部テッサロニキでは約1万5千人がデモに参加、近年で最大級のデモになった。一部で警官隊との衝突も発生。公共交通機関がほとんどストップするなど、都市機能がまひした。

 公務員の人員整理などの追加緊縮策の国会通過は、先に欧州連合(EU)などの査察団が実施方針を表明した80億ユーロ(約8470億円)の第6弾支援の前提条件。

 国民に不評の緊縮策の投票を前にパパンドレウ首相は18日、与党議員に「(23日の)EU首脳会議での交渉を有利に運ぶために諸君の支援が必要だ」と賛成票を投じるよう呼び掛けた。

 二大労組の組合員らはアテネ中心部をデモ行進した後、国会議事堂前に集まり抗議の声を上げた。一部の過激な若者らが警官隊に火炎瓶を投げ付け、警察側が催涙ガスを使用する場面もあった。

 19日は航空管制官のストでギリシャ発着の空の便のダイヤが乱れた。教師や医師もストに参加、裁判官らも波状ストを実施した。

深夜の共同通信による配信であるが、

ギリシャは、事実上制御不能になっているようだ。

それにしてもあまりにも、日本での報道は少ないのではないか。

ゼネストが行われているのだ。

社会インフラが麻痺するとこうなると言う見本が現在進行しているのだから、

そのあたりを報道していただきたいものだ。

これは対岸の火事ではない。

いづれ訪れる日本の将来の姿を映しているのかもしれない。

日本人がそこまで激しいかはわからないが、

ストの起きる可能性は高い。

のんびりしていると、明日はわが身と言う結果もある。

Girishasuto

ギリシャ国会議事堂前に集結したデモ隊

3日で400万台

【シリコンバレー=岡田信行】米アップルは17日、新型の高機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)4S」の販売台数が14日の発売から3日間で400万台を超えたと発表した。先代の「4」は昨年の発売時に3日間で170万台を販売したが、今回の「4S」は「4」を大きく上回り、「電話では過去最高」(フィル・シラー上級副社長)となった。

 iPhone4Sは日本、米国など7カ国で14日に発売。28日にはさらに22カ国で発売し、年末までにさらに70カ国・地域で販売する。

 4Sは搭載した半導体やカメラを高性能化したほか、最新の基本ソフト(OS)「iOS5」を標準搭載。楽曲や文書をアップルのデータセンターで保存し、インターネットに接続した複数の端末をまたいで利用できるクラウドサービス「iCloud(アイクラウド)」に対応した。 日本経済新聞より

Hardware_black

どこまでの支持を得られているのだろうか。

世界中での販売台数であるが、それでも実質は7カ国での数字だ。

これから、28日には22カ国が追加されるのだ。

生産は追いつかないだろう。

アップルストアでは、購入できないようだ。

販売店での先着順と言う案内になっている。

iphone4 のときはアップルストアでも購入できたが、

今回は方針が違うようだ。

そうでもしなければ、間に合わないのだろう。

販売機会の損失になるが、それも致し方ないというところ。

そのアップルが、サムソンと提訴合戦を繰り広げている。

いまのところ、アップルの全勝。

昨日は、日本でもサムソンがアップルを提訴した。

まったく、iPhone向けの部品を提供している会社とは思えない。

それも、外国では当たり前のようであるが、

日本人的感覚ではありえない。

「 和を持って尊しとす。 」

どうも、狩猟民族はそういう感覚は持ち合わせていないらしい。

それも歴史的背景からして、占領したりされたりするのが当たり前の、

大陸なのだから。

島国ではそういうことを聞かないのは、

同じ民族での争いだからなのだろう。

結局は身内の喧嘩なのだ。

そのアップルであるが、

iPhone5がすでにネット上では話題だ。

CPUも、A6となり、完全にサムソン離れを果たしているようだ。

来年の夏くらいが発売時期というから、待つことにしよう。


電池

自動車や電機大手が蓄電池の使い勝手を良くし性能を大幅に高める技術を相次ぎ開発した。トヨタ自動車は連続走行距離がガソリン車並みか、それ以上の1000キロメートルに迫る電気自動車(EV)に道を開く次世代電池を試作した。マツダは電池の容量を2倍近くに増やせる電極材料を開発、NECの技術は20年間もつ長寿命の住宅用蓄電池を可能にする。電力の安定供給のためスマートグリッド(次世代送電網)に組み込む用途も見込め、各社は拡大する蓄電池市場で主導権確保を狙う。日本経済新聞より

さて、電池の改良がハイペースで進んでいる。

今朝のNHKでは、リチウムイオン電池に使われる

コバルトの代替物質の話題が挙がっていた。

今後、2~3年で電池の性能、価格は、大きく変わってくることだろう。

テレビCMなどを見ていてもそれが現実のものとなってきていることが

うかがい知れるものが多くなってきている。

ライフスタイルが大きく変化することが予測される。

今の電力供給問題はこれで解決されるのだと思う。

それと電力会社の体質問題は別だがね。


4S発売

iphone4S が昨日から発売になった。

いつもどおりの発売オープニング。

お客は、ハイタッチをしながらアップルストアに入っていく。

そして出てきたときには満面の笑顔。

どんなにすばらしいものを手にしたのであろうか。

あの小さな箱に詰まっているものはなんであるのか。

美しい音楽なのだろうか。

楽しいゲームなのだろうか。

読み応えのある書籍なのだろうか。

きっとそれらを発想できる無限の可能性なのだろう。

今回の4Sは、ほとんど見た目は変化がない。

それでも中身はまったくの別物に仕上がっていそうだ。

CPUもA5になり、デュアルコアとなった。

OSも同じくアップグレードした。

私の4も、昨夜アップグレードしてみた。

見た目は同じだが、よく見るとアイコンが変わっていたり、

ボタンのデザインが変わっていたりしている。

加わっているのは、リマインダーとビデオ、Newsstandだ。

まだその機能は確認していない。

4Sで一番の違いを感じることが出来そうなのは、

カメラだ。

画素数も大きくアップしているし、連射も効く。

コンパクトカメラは必要なくなりそうだ。

そしてなによりも、icloud がその可能性を示唆している。

アップル製品をよりよくつなげてくれるものになるだろう。

それも、普段気にすることなくデータがリンクされてしまう。

この恩恵を享受するには、アップル製品を使うのが一番よさそうだ。

まんまとしてやられるのだろうか。

それに乗ってもいいかと思えるほど、今のアップル製品は魅力的だ。

Os_iphone4s01


TPPとかFTAとか

民主党の前原誠司政調会長は13日の記者会見で、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加問題について「世界ナンバーワンの経済大国である米国と経済連携を結んでいくかが極めて重要なテーマだ」と述べた。日米連携強化の観点からTPP参加が必要との認識を示した。

 米上下両院が韓国との自由貿易協定(FTA)の実施法案を可決したことに関しては「(日本製品の)競争力低下に危惧を持たざるを得ない」と指摘した。政府・民主党は11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議までにTPP交渉参加問題で方向性を出す予定。

 「TPPを慎重に考える会」の会長を務める山田正彦前農相は13日、輿石東幹事長に会い、交渉参加に慎重な対応を求める署名が191人に達したことを伝えた。党内に設けたTPPに関するプロジェクトチーム(PT)の役員構成を改めるよう要望した。

日本経済新聞より

フラット化される世界。

そういうことであるが、そこにどうやって国家や民族がアイデンティティをもって、

存在していくのかが難しいのであろう。

経団連会長は、TPPに参加しなければ日本はダメになるという。

産業界からすればそうなのであろう。

日本の外貨を稼いでいるのは、自動車を筆頭に産業界であるという

現実もそういう発言につながっていると思う。

しかしよく見てみると、すでに多国籍企業と言わんばかりの大企業の論理であることは、

容易に理解できる。

企業の本質は、利益を上げることである。

それなくしては存在できない。

これは企業理念や存在意義とは違う。

言わば弱肉強食に近い。

それは現在、世界中でグローバリゼーションの名の下に広がってしまった。

金が金を生む金融工学などと言うものがノーベル賞を与えられるところまで行っている。

極端なまでに広がった格差は今是正されようとしている。

とても強力な綱引きが世界中で展開されていることは、

皆さんも報道などで解っていると思う。

アラブの春と呼ばれた北アフリカ各国での民主化運動。

アメリカでのウォールストリート占拠運動は、全米各地へ広がりを見せる。

この運動が現在世界を支配している勢力に勝てるのか。

見通しは立たない。

日本はどうなるのであろうか。

資源のない国家であったが、それを技術立国としてカバーしてきた。

だがそれも技術の流出により差別化できなくなってきて、

さらに学生の理系離れ。

(本来、理系文系と分けるのが間違っているがそこは今回は置いておく)

とどめはこの円高をはじめとした6重苦。

そしてTPP参加。

国内産業は大打撃を受ける。

しかし、長期的視野に立てばそれもいずれは受け入れなければならない道だろう。

そのときに日本の独立が維持できていればの話だ。

TPP参加により、自由貿易が実現すれば、

現在の輸出産業には有益をもたらすだろう。

しかし、農業、食料までも自由化されるのであるから、

一度は大打撃を受けることになる。

壊滅状態になるかもしれない。

そのときに、外国に食料輸出をとめられたら。

戦争をしなくとも、敗戦が決まるであろう。

やっぱり、憲法を変える次期なのではなかろうか。

そういう議論がまったく聞こえてこない今の民主党政権。

恐ろしいことである。

リーフ試乗

昨日、日産リーフの試乗をさせていただいた。

初リーフというよりも、初電気自動車体験である。

ゴルフカートは電気自動車かもしれないが、公道を走れる一般車という点で

リーフは量産される電気自動車では初ということにする。

そのリーフの気になるところであるが、

まずは、ボンネットの中が気になる。

通常であれば、エクステリアやインテリアなのだろうが・・・・。

それは私は、エンジニアだからだ。

で、ボンネットを開けると、意外であった。

なんとエンジンみたいなものが取り付けてある。

Photo

見た感じ、エンジンに見えるところがモーターらしい。

よくみると、やたらと太い電気配線があったりして、

なるほど、モーターなのだろうと妙に納得してしまった。

さて、それからおもむろに室内へ移動。

運転席に乗せていただいた。

目の前に広がるのは、普通の自動車パネルだ。


Reef

だがリーフのそれは、新しい車の方向を少し教えてくれるようだった。

まずは、スタートボタン。

エンジンスターターなのだが、

パソコンの電源を入れるのと同じ。

スイッチを押すと運転席のモニターが起動する。

なかなかその機動アクションもよい。

だが、エンジン音がないためなんだか不安。

サイドブレーキも同様である。

電機制御されているため、レバーをちょこんと指で押すだけで、

解除された・・・・・・。

さて、いざ試乗である。

恐る恐るアクセルを踏み込むと、

スムーズに発進した。

何の違和感もなく、おどろくほどに静かに。

日産桜園店から文化センターまで往復したのであるが、

乗り心地というか、運転している感じは新幹線に近い。

ま、300km/hなどは出していないし、出ない。

それでも、踏んだ瞬間からトルクフルなのでとても乗りやすい。

その辺は、モーターだからね、解ってはいるものの体験すると

新鮮な驚きがある。

パワーセーブモードもあったので試してみた。

これは、進まない。

パワーは半分以下に落ちたのではないかと錯覚するほどだ。

だが高齢者ドライバーや運転が苦手な人にはこちらのほうがよいかもしれない。

間違いなく最初からトルクフルな加速はないから安全だ。

あとは至って普通の車と同じ感覚なのだ。

さて気になる燃費であるが、

フル充電で160km~180kmということらしい。

しかし走行条件でそれも前後するそうだ。

もとめられる運転技術もその辺でかなり違ってくるだろう。

回生ブレーキをうまく活用できるかどうかがポイントになりそうだ。

試乗した結論からすると、ユーザーによっては買いだろうということだ。

なんといっても、いまだと減税と補助金がついているのでお徳。

それでなくても、燃料費が掛からないのはとても魅力だ。

福岡のタクシー会社で採用されているがLPGに比較して

75%燃料費がダウンしているそうだ。

ガソリンだとさらに効果が大きいだろう。

これは見逃すところだったが、モーターだからオイル交換がない。

とうぜん、エンジンによる振動もないのだから、

各車体のパーツは振動による劣化?は軽減される。

ほとんどないのだろうが、ボルトが振動で緩むという心配も減る。

逆に懸念されるところは、走行距離だ。

これは電池容量に比例するから、

バッテリーを増やせばよいのだが、コストとの兼ね合いで今の距離なのだろう。

今後はコストダウンが進むのと性能がアップするので、

近い将来その辺は解消されていくはずだ。

それから充電時間。

急速充電で、30分らしい。

通常で8時間。

現在のところ日産ディーラーでの対応だそうだが、

一部ではコンビニでもできるようになってきているそうだ。

ここからだと大分、宮崎への買い物などが予測できるが、

行きか帰りに日産によって、15分~20分くらい充電すれば十分帰ってこられるだろう。

休憩をかねてコーヒーでもご馳走になるとちょうどよい。

まぁ福岡日帰り弾丸ツアーは出来ないのでそういう人は不向きだ。

それとiphone との相性もよかったはずなのだが、

その確認は出来なかった。

ディーラーに対応したiphoneがないのだ。

もっと言うとそのディーラーにはそこを知っていそうな人がいなかった。

まったくもっていかがなものか。

折角の未来志向の車で、カタログでも

そこがクローズアップされているにもかかわらず、

ITに疎い。

というよりも、はじめから遠ざけているとしか思えない。

よって、iphoneでバッテリー残量を確認したり、

エアコンを自動起動させたり、

充電時間をタイマー設定させたりといった操作ができなかった。

車は、ブルートゥースに対応していたので、もっと試したいことがあったのだが、

それも出来ず終いであった。

これはリーフの問題ではなく、ディーラーの問題であることは

ここで確認しておく。

個人的には、かなり気に入った。

今後、ハイブリッドが主流になることは間違いないだろうが、

電気自動車もその選択肢に入るだろうということは確認できた。

私はリーフを買うことはないが、母や父には良いかもしれない。


天才逝く

先ほどの報道で、スティーブ・ジョブズ氏がご逝去されたことを知った。

まずは、ご冥福を祈る。

くしくも、昨日は 新生アップルの iphone4S が新CEOのティム・クック氏から

発表されたばかりだ。

それを見届けて天国へ召されたのだろうか。

昨日の発表は、

あまり市場(株式)には歓迎されていないようだが、

あまりにも期待が大きすぎるが故の落胆結果だったように見える。

いづれにしても、今後のアップルの動きには注目だ。

14日には、iOS5とiCloudが利用可能になる。

そこで、どれだけのイノベーションがおきるのかを見ていきたい。

中国経済

リーマン・ショックからの回復過程で中国の果たした役割は大きい。いち早く巨額の財政刺激策を発動し、世界経済を支えた。これによって中国は、長年切望していた国際的威信を取り戻した。再び世界経済に暗雲が漂い始めるなか、中国は再びアンカーの役割を果たせるのだろうか。 中国経済の動静は理解しにくい。政策決定の仕組み、企業や国民の反応の仕方などがよくわからないのだ。

今朝の日経新聞 マーケット総合欄 大機小機の一説である。

題目は、「中国経済はアンカーになれるか」である。

アンカー=錨 のことだ。

船舶が漂流しないためのものである。

私としては、アンカーボルトのほうが馴染み深いが・・・・。

つづきはこうである。

しかし最近、これらのベールをはがしてくれる良書が相次いで出版されている。中でも欧米の研究者の時間をかけ丹念に収集した資料に基づく分析が示唆に富む。

 とりわけ参考になるのは、共産党の権力が政府、軍、司法、メディアはもちろん、依然として中国経済の中核である国有企業のすみずみにまで浸透している構図がいささかも揺らいでいないという分析である(リチャード・マグレガー「中国共産党」)。

 上海に行く機会が多いが、目を見張るばかりの摩天楼の林立と人々の活気に圧倒される。まさに「疾走する中国経済」の象徴といってよい。だが域内総生産額の8割は、稼ぐことを要求されている国有企業によるものだという。上海の繁栄は、完全に党の支配下にあるというわけである。

 その党は、党の権力維持と国威発揚を最大の目標としている。その党の正統性を支えているのが経済の好調である。国際的威信を保つためにも党はあらゆる手段を使って現在の成長を維持しようとするだろう。

 当面、インフレへの対応が大きな課題となっている。中国経済は1980年代末に2けたのインフレを経験したことがある。当時の党総書記だった趙紫陽は、市場価格導入のための価格制度改革を急ぎ過ぎたのが失敗だったと回想している(バオ・プーなど編「趙紫陽 極秘回想録」)。人々が預金金利以上に物価が上がるとみて預金を引き出しパニック的な換物行動に走ったことが物価急騰を招いたという。

 インフレは預金金利引き上げと物価統制の復活で収束した。インフレ率が預金金利を上回っている点は現在も同様だ。成長率にもややかげりが見えている。しかし、党にとって有害だとみれば党はなんでもできる力を備えている、とみてよいのではないか。財政資金も外貨準備も豊富なのだ。

以上である。

これだけの大国となった今、私たちの常識も通用しないわけであるから、

この国の行方がどうなるかは正直わからない。

だが、日本政府よりもよほど判断も行動も早い。

まずは、やってみて、だめなら修正すればよい。

そういうところがスピード感を感じる。

まぁ、ダメな場合の隠蔽の仕方が乱暴なので、

そちらばかりが目立つが、

もう、民衆の目はごまかされないところまで、

成熟してきている。

今後どの辺でバランスを取っていくのか。

そこがアンカーになれるかどうかなのだろう。

Photo

ちなみに、アンカーボルトはこれ。

ウォールストリートデモ

【ニューヨーク=吉形祐司】米ニューヨークで700人以上が逮捕された「ウォール街占拠」運動は、釈放された参加者が拠点のズコッティ公園に再結集し、2日もデモ集会を続けた。

 抗議デモはボストンやシカゴ、ロサンゼルスなど全米に拡大しており、多くが企業の拝金主義や大企業優先の政治を批判している。

 ウォール街に近い同公園でパンやリンゴ、ピザなどの無料配布を担当するジャネット・エイバーさん(24)は「すべて持ち寄り。毎日1000人以上は来る」と話す。エイバーさんは「私たちに責任のない経済危機はもうたくさん」と語った。

 ギターやドラムを演奏したり、持ち込んだマットの上でごろ寝したりする若者もいて、公園は「居住空間」と化している。1日に逮捕されたフィル・エドワーズさん(44)は「大多数の声を代弁したいだけだ」と公園に舞い戻った。
yahoo news

10月3日(ブルームバーグ):金融大手への手厚い救済政策に抗議し格差是正を求めてニューヨークで始まったデモ「ウォール街を占拠せよ」は週末にエスカレートし、700人余りの逮捕者を出した。いったんは沈静化すると見られた抗議運動は活気を取り戻し、全米の注目を浴びるようになった。
  数カ月間に及ぶウォール街占拠を目指してデモが始まってから2週間以上が経過。抗議の勢いはロサンゼルスやボストンに飛び火した。9月30日にはボストンで、バンク・オブ・アメリカ(BOA)のビルのロビーから退出を拒否したとして、参加者25人が警察に逮捕された。翌日10月1日のニューヨークでは、ブルックリン橋を行進していたデモ隊をニューヨーク市警が阻止。自動車専用道路を行進したことが交通妨害に当たるとして、数百人を拘束した。逮捕者の一部は、警察官がデモ参加者を歩行者用道路を歩かないよう誘導したと主張している。

お金の本来の意味を考えなければならない。

お金がお金を生むという何の生産性も、もたらさない経済の仕組みが

その本性を暴かれようとしている。

大げさな表現かもしれないが、

金利が生まれた時点で、人類はそういう運命にあったのかもしれない。

お金とは経済をうまく潤滑させるために物々交換に変わる有効な発明だったはずだ。

それがいまでは、お金がお金を生むシステムを発明?し、

金融商品とか言って世界中に、ばら撒いた。

そこにコンピューターによる瞬間的な取引が誕生し、

実体経済との乖離を恐ろしいまでに広げてしまった。

そういう結果がいまということだろう。

このデモ、収束することはあるのだろうか。

注視する必要があろう。

保護貿易鮮明

米司法省が日系企業を価格カルテルで連日摘発している。日系企業の談合体質を問題視し、米国で改めて“ジャパン異質論”が高まる可能性がある。世界的な経済停滞で、自国企業の利益を守りたいとの意向もあるとみられ、狙い撃ちが続くとの見方は強い。司法省による罰金支払い合意の発表は9月28日から3日連続。古河電気工業のケースでは、罰金額が2億ドル(約153億円)と巨額なうえ、日本人幹部3人が禁錮刑を受けた。カルテルで外国企業の幹部が禁錮を命じられるのは異例といい、日系企業の間では、「かつてない緊張感が漂っている」
Yahooニュース

早くも10月。

今年も残すところ3ヶ月。

今朝は、かなり寒かった。

田んぼの稲もだいぶ頭をたれてきた。

来週末は稲刈りだろうか。

さて、そんな情緒もどこ吹く風。

アメリカではかなり恐ろしいことになってきている。

日系企業の価格カルテルの摘発なのだが、

今回の場合、幹部が禁固刑を命じられているところが、

特徴的である。

司法当局の意思からではないような気がしている。

それだけアメリカも財政が厳しいことの査証であろう。

失業率が10%近くある現状で、来年の大統領選挙を控え、

なりふり構わなくなってきていると見るのが通常だ。

まだまだ日本は世界から見ると非常識なのだろう。

価格カルテルは、違法なこととはいえ日本国内では・・・・・・。

我々製造業はその恩恵にはあずかっていないが、

よく聴く話ではある。

それが悪かといわれれば、一概にも言えないという心情である。

日本人特有の「あ・うん」のなせる業であろうし、

これが外国人に伝わるべくもなく・・・・・・・というところだ。

まだまだ欧州不安も払拭されていないし、

中国バブルも叫ばれて久しい。

とくに地下金融の広がりが日経新聞の記事になるくらいにひどい。

経済の安定が治安につながり、平和をもたらすのである。

それにしても、今の日本政府はどうなっているのだろうか。

世界からは完全に蚊帳の外にいるようだ。


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