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世界でのシェアが重要なのは?

 2012年10月の合併を目指す新日本製鉄と住友金属工業の統合新会社の概要が固まった。社名は「新日鉄住金」。存続会社は新日鉄で、住金との合併比率は1対0.7程度とみられる。両社は2月に合併計画を発表した後、公正取引委員会から合併の承認を得る手続きと並行して、合併比率など重要事項について交渉を続けてきた。生産規模で世界2位の製鉄会社誕生に向け大きく前進する。日本経済新聞1面より

この合併が成立すると、世界第2位の製鉄会社が誕生する。

だが、世界2位といってもシェアは、3.5%なのである。

世界1位のアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)でさえ約6.4%だ。

しかしこの規模は重要なのだろう。

製鉄業界は、その原料となる鉄鉱石に依存しているのだが、

鉄鉱石のメーカーは、寡占化が進んでいる。

そのため、製鉄メーカーに対して発言力が強い。

値段の交渉力が格段に違うのだ。

これと同じように、製鉄メーカーが寡占になってくると

ユーザーに対しても発言力が増してくる。

巨大な力が市場を制するということだ。

とくに、日本国内市場ではJFEと新日鉄住金となってしまう。

巨大と言っても、

世界シェアは3.5%であるから、まだまだ巨大とは言えない。

なぜ世界シェアが大切なのかというと、

国内のユーザーが海外へとその生産拠点を移しているからに他ならない。

自動車産業のみならず、さまざまな製造業が海外へとその拠点を移している。

もはや日本での生産に固執している場合ではない。

そういう動きが加速している。

もはや円高だけが理由ではなくなってきている。

電力不足、税金、TPPも間に合わないだろう。

輸出産業にとって不利な環境が多すぎる。

製造業は、その生産技術を高めることで生産性を上げ、

人件費の増加を価格に転嫁することなく受け止めてきた。

しかしそれも限界がある。

モノづくりの鉄則は、地産地消と似ているが少し違う。

消費地の近くで生産するである。

GDPも頭打ちで減少するしかない日本にとって待っているのは、

重税国家か破綻しかないようだ。

この責任はどこにあるのか。

そんな議論をするよりも、我々の生きる道を議論しなければならない。


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