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Chromebook というらしい

米グーグルの開発者会議「Google I/O 2011」の2日目の基調講演で、かねてからうわさがあったグーグルによるノートパソコン「Chromebook」が発表された。グーグル自身が「ノートブックパソコンのゲームを変える」と意気込む戦略商品となる。

参加者すべてにChromebookが配布されることが発表された(Google I/O 2011の公式サイトより)
 Chromebookの中核は、グーグルのWebブラウザ「Chrome」である。このWebブラウザから、ファイルへのアクセスやメディアプレイヤーをはじめとするあらゆるデータ処理を行うというのが基本的な設計思想となる。

 このほかChromebookの特徴は、起動時間が8秒程度と短いことや稼働時間が長いこと(1回の充電で1日稼働)、ソフトウエアの更新を自動化していること、ファイルの保存でクラウドとの連動性を高めていることなどである。セキュリティ機能をビルトインしていることから、追加のアンチウイルス・ソフトウエアや保守は不要とする。

 当初のメーカーは韓国サムスン・エレクトロニクスと台湾エイサーの2社(写真1、写真2)。グーグルの説明では、エイサー製が携帯性に優れているという。画面サイズはサムスン製が12.1インチ、エイサー製が11.6インチである。重量はそれぞれ1.48kg、1.34kg。いずれも無線LAN機能を搭載しており、3G(第3世代携帯電話)通信はオプションの扱いとなる。サムスン製は429ドルから、エイサー製は349ドルから購入できる。このほか、米インテルや米ベライゾンなどが協力企業として名前が挙がった。

 発売開始は2011年6月15日で、当初は欧米の主要7カ国(米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、スペイン)で購入可能。それ以外の地域では数カ月後に発売とする。

 企業や教育機関など向けには、遠隔からの端末一括管理サービスを含む月額利用プランも用意する。企業向けの月額利用料金は28ドル、教育機関や政府機関は20ドルとなる。

 基調講演の最後には、Google I/O参加者すべてにChromebookが配布されることが発表された(写真3)。初日のサムスン・エレクトロニクス製タブレット端末「GALAXY Tab 10.1」に続くプレゼントに、参加者は大いに沸いた。

(日経コミュニケーション 菊池隆裕) より

Google

サムソン製のクロームブック

これは、グーグルの次なる戦略の一手だ。

現在パソコンの世界は、Windows が主なOSとして君臨している。

ほかにも、アップルやリナックスなどもあるが、

MS-DOS以降世界を席巻してきたのはマイクロソフトだ。

この牙城を崩さんとするグーグルにとっては、

クロームブックは強烈な武器になる。

ネットの世界においては、マイクロソフトはグーグルに追い抜かれた。

今度は、マイクロソフトの領域にまで踏み込もうとしている。

グーグルのブラウザを使っている人は、その恩恵を受けているかもしれないが、

グーグルにアクセスすると左上に、ウェブ、画像、動画・・・・とあるがわかる。

その右側にもっと見るというところがある。

そこをクリックすると、いろいろと出てくるが、

ドキュメントと言うところがあるのに気づくだろう。

このドキュメントはなにかというと、マイクロソフトで言うオフィスである。

その機能は、まだまだオフィスの域には達してはいない。

が、通常の文章作成や表計算、プレゼンテーション資料などは、十分なものができる。

これが、クラウドコンピューティングの一端だと思っていただければよい。

このクラウドコンピューティングをはじめから想定したパソコンが、

クロームパソコンである。

いままで、グーグルは、マイクロソフトのOS上で動いていた。

それをOSそのものの領域に踏み込んできたのだ。

しかも、クラウドが前提であるため格安に提供できるのだ。

なぜ、クラウドが格安とつながるのかは、限界効用という概念を知る必要がある。

従来の労働価値説にもとづく可算価値商品を前提とした経済学から

功利主義にもとづく序数的価値に拡張することでミクロ経済学や金融論に革命をもたらした。

わかりやすく説明すると、

初めてお目にかかるものは、希少価値が高いが、

それが世の中にあふれてくればくるほど、希少価値は無くなり、普通になると言う理論である。

重要なことは、

物理空間においては限界効用が必ず働くと言う原則があるということだ。

しかしながらそれが情報空間になると働かなくなるのだ。

つまり、物質は有限であるが、情報(知)は無限であるからだ。

では、マイクロソフトはIT企業であるから情報だろうと思うかもしれない。

そのとおりだ。

だがマイクロソフトのビジネスモデルには限界効用が働く部分がある。

それは、Windowsにしろ Office にしろ CD-ROMとして売っているところにある。

それをグーグルは、初めからクラウド前提でのサービスとして提供しようと言うのだ。

いままでは、マイクロソフトとグーグルはビジネスにおいて住み分けをしてきたわけであるが、

クロームブックの発売によって、グーグルの世界だけですべてが動くことになる。

アップルがそうであるのだが、グーグルとなるとマイクロソフトも黙ってはいないだろう。

これは非常に興味深い。

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