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円安と言っても、ドル(円)85円

震災直後(3月16日)に76.24円を付けたあとに、

各国の協調介入もあって、本日は85円だ。

円安と言っても、まだまだ円高には変わりない。

一時的に付けた円高記録は投機的意味合いが強かったが、

本来の円高の理由はそこではない。

だいたい、これまでの円は、リスク回避局面で安全資産として買われるのが基本だった。

世界一の低金利通貨で、しかも財政赤字大国の通貨である円が

「安全資産」とされるのは、意味がわからない。

この背景にあるものは複雑なのであろうが、

簡単にいうとみんなが安全だと思っていたからである。

赤信号みんなで渡れば怖くないという心理と似ている。

単純にほかに比べて、安全に見えているだけだ。

だが今回は違って見えてくると思う。

連日の報道では、原発の話題が中心になってしまって、

世の中がどうなっているのかがわかりにくくなってきている。

私はこの震災がきっかけになって世の中(日本)が変化していきそうな予感がしている。

阪神大震災のあとのデータが物語っているが、

当時日本の貿易黒字(収支)は、2年間で半減している。

これは輸入が増えたことが原因だ。(震災だけが輸入増の原因ではないと思うが)

この傾向は今も変わっていないだろうから、

今後の輸入は増加する。

さらに今回の場合、広範囲にわたっての震災であり、

現在、自動車をはじめとする製造メーカーの工場が停止している現状を見れば、

輸出が激減することは明らかだ。

工場が本格的に復旧するのは秋口だと言われている。

これだけ円高でも日本の貿易収支は黒字だったのだが、

今度は、赤字に転落するということも現実的視野に入ってきている。

と言うことは、

安全資産として見られていた円も、安全資産としてみなされなくなってくることが予想されるから、

更なる円安になる傾向がうかがえる。

国力が落ちると言うことは当然のように株安、債権安、円安のトリプル安という

事態に陥る可能性が強くなってきている。最悪だ。

こうした状況下において政府は原発の対応に追われて(最優先ではあるが)

しっかりとしたメッセージを発することができていない。

今後復興に向けた資金調達をどうするのかを考えなければならない。

消費税増税などありえない。(税金は被災者にも該当する。)

だからと言って、国債の消化がいつまでできるのか不透明。

日銀の国債引き受けは禁じ手だが、背に腹は変えられないのではないか。

国会議員はここを考えていただきたい。

未来のことなんて予想はできないが、

未来のことを決めるのは国会議員なのである。

同盟国アメリカの財政も綱渡りが続いている。

ガイトナー財務長官は、上院の委員会でデフォルトについて言及している。

上限に達した瞬間にデフォルトすることはないが、

過去には、政府機関の職員給与が払われなかったり、

行政業務が停止したこともある。

アメリカではそういったことも起こるのだ。

一方、原油は日々高値を更新している。

原因は、中東情勢の不安定からくるものだ。

こちらは治まる気配はまだ無い。

それよりも一触即発の状況だろう。

世界は混沌を増そうとしている。


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ティモシー・ガイトナーアメリカ財務長官

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