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サプライチェーン

トヨタ自動車は20日、中国の全12カ所の完成車・部品工場で21日~6月3日に生産調整を実施すると発表した。東日本大震災の影響で日本製部品の供給が滞っているためで、完成車工場では5~7割の減産となる。同社は19日に北米での減産拡大を発表したばかり。部品不足が長期化した場合、世界最大市場の中国と第2位の米国で販売に影響が広がる可能性が出てきた。日本経済新聞より

これは、自動車に限ったことではない。

東日本大震災の影響は、

モノづくりの現場において計り知れないものになってきている。

東北地方の製造業の構造は九州と似ている。

都市圏からの企業誘致が各県市町村から行われた結果、

現在の構造になってきている。

しかも重要な部品の生産を担っている場合が多い。

今回の場合は、いろいろと報道されているが、

最近聞いた話では、あるメーカーのベアリングの工場が壊滅的だという。

ベアリングは、軸を回すための部品であるが、

機械要素としては、最も重要な部品になる。

この部品の精度が機械精度に大きく影響を及ぼすことは、

機械に携わるものであれば簡単にわかるはずだ。

一見、パチンコ球が並んでいるだけのように見えるが、

その真円度、硬さはパチンコ玉とは比較できない。

またボルトナットも東北では数多く作られているそうだ。

そちらも生産量が不足しているという。

これも機械要素としては必要不可欠なものであり、

それが無ければ何も組み立てられない。

金属を削る超鋼工具も不足してきている。

こういうわけで、トヨタの減産が決定付けられているのだが、

この影響はトヨタだけのものではなく、すべての生産現場に影響を

及ぼしている。

最も気になるのは、今後復興が進んでいき始めたときに、

企業の海外進出が加速されると言うことだ。

単純に考えればわかる話で、

同じ投資をするのであれば、

地震発生の可能性が高い国内に生産工場を作るのか

それとも、海外に作るのか。

しかも、国内市場は縮小。海外市場は拡大。

輸出企業の選択は、国内生産には向きづらい。

政府はそこの対応をしっかりとしなければ、海外に製造業は移ってしまう。

よく日本のGDPに占める輸出の割合は、20%未満だから内需型なのだと

言う経済評論家がいるが、

どうやって外貨を稼ぐのだろうか。

働く場所が無くて、内需型といえるのだろうか。

国内だけで経済を回すと言うのであれば鎖国をするということ同じだから、

人口も江戸時代くらいにしなければ国民を養うことはできないだろう。


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ベアリング

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