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マクドナルド説明会廃止

日本マクドナルドホールディングスは2012年春入社の新卒採用から会社説明会を廃止し、インターンシップ(就業体験)参加者から選考する方式に一本化する。3日間のインターンシップで学生の資質をじっくり見極め、学生にも会社への理解を深めてもらう。先進的な取り組みとして注目を集めそうだ。(日経新聞より)

震災の影響で、就職説明会を延期する動きが見えるなか、

日本マクドナルドの動きは

これからの採用活動に大きな影響を与えるのではないかと思った。

先日も、Y-CUBE のB支店長とお話をさせていただく機会があったが、

そのときに出た話題には、学生の質の低下があった。

確かに全員の質が低下したのかと言われればそうではない。

優秀な学生は以前から優秀だしそうでない人は以前もいた。

全体的に低下してきていると言うことだろう。

ではどう低下してきているのか。

端的に言うと、競争を避けるようになってきていると言える。

やる抜く力、議論する力、リーダーシップ、突破力、根性などなど。

そういったところが弱くなってきているのだ。

日本人のよいところは、「和をもって尊しとする」ところであるが、

和の部分が、安易な妥協に終わっているように感じる。

それは、数時間の学生との面談でも感じることなのだ。

当社は、今年は新入社員はいない。

採用活動はしたのであるが、全員見送る結果になった。

ここ3年くらいはインターンシップという制度が活用されるようになってきた。

マクドナルドの場合は、それを採用活動のすべてに取り入れると言うものだ。

記事のつづきを紹介すると


日本マクドナルドのインターンシップで幹部社員にプレゼンテーションする大学生(東京都新宿区)
 3月3日。東京都内で開かれた日本マクドナルドのインターンシップ。この日は3日間の日程の2日目で、約30人の学生がそれぞれ社長、部長、課長に扮(ふん)した3人の人事部長にビジネスプランを提案した。

 学生「新しいサラダドレッシングを開発し、フライドポテトもサラダも食べられるセットメニューを提案したいと思います」

 社長役の人事部長「それで月何個売るの? 誰に買ってもらうの?」

 学生「……」

 人事部長「それが分からなければ、私(社長)が決裁するまでもないな」

 普段の部下への対応と同じ態度で接するため、時には厳しい言い方もする。悔しさで目に涙をためながら、食らいつく学生もいた。

 参加した大学3年生の一柳孝明さん(22)は「自分のふがいなさに気づいたが、本気で向き合ってくれて社会人の体験ができたと思う」と話す。

 この日のプログラムは午前9時半から午後4時半まで。社長役の人事部長に指摘された部分を踏まえ、最終日のプレゼンテーション「日本マクドナルドへのビジネス提案」でどこまで自分の考えを修正できるかがポイントだ。

 学生たちは1日目に配られた日本マクドナルドの決算短信や競合他社の会社概要などの資料も参考にしながら最終プレゼンを練る。

 「プレゼンのレベルは比較しない。日々どのように成長のステップを踏んでいこうとしているのか、学ぶ早さや姿勢、熱意を見る」(採用担当者)。3日間のインターンで選ばれた学生は、その後も個々に複数回の面談を受け「会社と学生がお互いを理解できた」(同)時点で採用が決まる。

 インターンシップには約5000人の応募があった。「厳しい研修になる」と事前に告知した結果、志望者数は11年入社の約1万5000人の3分の1に減った。

 この5000人を書類選考や1日のみの予備インターンシップで400人に絞り込み、3日間のインターンシップで選び抜く。1人の学生の選考にかける時間は従来の10倍以上の70~80時間に増えた。採用予定者数は100人を上限とするが、会社と学生の相互理解に達しなければ定員割れもあり得るという。

 日本マクドナルドも11年春採用までは年平均で20回の会社説明会を実施してきた。インターネットを通じた簡易な応募方法の普及で志望者が急増したが、入社数年での離職者が増える現象に悩まされてきた。

 これに対し7年前から一部で実施したインターンシップを経た採用は、従来型の採用で入社した社員に比べ離職率が低いことが分かり、12年春からインターンシップ方式を全面的に導入することにした。

 大手企業の多くはネットの普及で応募者が増え「意欲や資質をじっくり見極める選考ができない」という悩みを持つ。インターンシップで時間をかけて選考する日本マクドナルドの取り組みは、注目を集めそうだ。

以上

大手企業でさえこの状況である。

中小企業の場合はさらに定着率低下の確率が上がる。

この記事に、今の学生の特徴がうかがえる。

インターンシップに5000人の応募があったのだが、

厳しい研修になることを伝えた結果は、

昨年と比較して1/3に低下しているのだ。

はじめから戦うことを拒否している。

これでは、内定を勝ち取ることなどできない。

企業は優秀な人材であればいくらでもほしいのであるから、

じっくりと時間をかけて見極めると言うことをしていくのだ。

採用基準も、テストなどによる一般教養ではない。

プレゼンのレベルは比較対象にはならないという、

つまり、対応能力や成長の速度を見ている。

簡単に言うと、学歴ではなく素頭の良さを見抜こうとしている。

さて、大手企業がこういうことをし始めると、

中小企業の就職活動はさらに厳しくなってくる。

今までと同じ手法ではだめだと言うことは明らかだ。

201102090016_000

福岡Yahoo Dome での合同就職説明会

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