愛知の陣
河村流の完封勝利――。6日に投開票された名古屋市長選で河村たかし氏(62)、愛知県知事選で大村秀章氏(50)がそれぞれ当選した。「新しい日本の夜明けだ」。市議会解散の是非を問う住民投票でも“勝利”した河村氏は、住民税減税や議会改革を掲げた「庶民革命」の継続を宣言した。政治手法には批判もあるものの地域経済に閉塞感が漂う中で、変革を訴えた「河村・大村連合」に圧倒的な支持が集まった。(2月7日日本経済新聞より)
注目の選挙だった。
河村氏の圧勝で終わった選挙であるが、
名古屋市民、愛知県民は、この選挙で何を求めたのか。
減税なのか。
減税されるに越したことはないが、本当にそこがこの圧勝の原因なのか。
やはり、現在の中央政界の政党に対して「NO」が突きつけられたと見るべきであろう。
政権交代を果たした民主党の混迷を見ていると明るい未来は想像できない。
だからといって、代替勢力の自民党が変わってきているとは実感できない。
では第3極というとこれまた・・・。
今回の名古屋ではもうひとつの投票があった。
議会解散の住民投票だ。
首長はあくまで、政策の立案者であり、その政策が実行できるか否かは、
議会が握っている。
この議会の勢力が既存政治にしっかりと握られている限り、
首長はやすやすとは公約を果たせない。
河村市長は、ここで苦労した。
手法もセンスも、まったく違うが、阿久根市長も同じだった。
この住民投票でも、河村市長の主張が通った。
来月にはその真の民意が問われることになる。
名古屋市議会選挙は、今後の日本を占う最も重要な選挙になる。
河村氏と大村氏
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