最近のトラックバック

« 熱可塑性エラストマー | トップページ | 2011 »

増税か我慢か

政府は23日、2011年度一般会計予算案の総額を92兆4000億円程度とすることを決めた。10年度当初予算(92兆2992億円)を1000億円程度上回り、過去最大となる。24日午後に閣議決定する。
 野田佳彦財務相が23日夕、首相官邸で菅直人首相に編成作業を終えた予算案を最終報告。この後、財務相は記者団に「予算の枠組みについてすべて了承いただいた」と語った。当初2年連続で削減する方針だった科学技術振興費は、首相の増額指示を受け、前年度の1兆3300億円からわずかに上積みすることが決まった。
 予算案では、6月に決定した財政運営戦略に沿って、国債費を除く歳出を71兆円弱に抑える。このうち、成長分野やマニフェスト(政権公約)関連施策に重点配分する「元気な日本復活特別枠」の規模は2兆1000億円。農家の戸別所得補償の畑作への拡大(1024億円)や小学校の少人数学級化(2000億円程度)などを盛り込んだ。(時事通信より)

日本は、体力あるのだなぁと改めて思った。

お金がないといいながらも、こんな予算が組めてしまう。

日経にはこう書いていた。

以下引用

政府は24日の臨時閣議で、2011年度予算案を決定する。

国債費を除く政策的な経費を70兆9000億円弱、

新規国債発行額を44兆2900億円台として、

中期的に財政を健全化するための「財政運営戦略」の目標をかろうじて守る。

ただ当初予算ベースで2年続けて国債が税収を上回るなど財政構造の改善は進んでおらず、

20年度の基礎的財政収支の黒字化という目標達成は危うい。(日本経済新聞)

危うい・・・・・・。

20年度ということは、あと9年。

9年間の間に、収支を改善させようというのである。

今のままでそんなことは可能なのだろうか。

明らかに無理なのだろう。

そんな雰囲気で記事が書かれている。

基礎的財政収支黒字化ということは、

その年の一般歳出をその年の税収で賄うということだ。

過去の債務償還費と利息は、新しい公債金収入で賄うので、

少しずつ減らせる。

こういう状態にもって行きたいというわけだ。

さて、どうしたものか。

今回の予算において、日本の国力は回復するのであろうか。

さらには、歳出を減らすことができるのであろうか。

歳出で年々大きくなっていくものに、社会保障費がある。

主に大きいのが年金や医療費だ。

高齢化社会においては、必然のことである。

さすがに今後は少子高齢化の影響が大きくなるので、

社会保障費の増大は加速度的に大きくなる。

それでは実入りを増やすにはどうすればいいのか。

現在の92兆円の予算を見ると、

歳入が41兆円で埋蔵金が7兆円

足りない分の赤字国債が44兆円。

出て行くお金が、

社会保障費(医療費など)で、29兆円

防衛費と公共事業と文化科学技術におのおの5兆円くらい。

予備費が12兆円くらいで、その他が14兆円。

地方交付税が、17兆円で国債の償還が22兆円。

がまんするしかないな。

きっと我慢せよといってくること間違いなしだ。

もしくはたくさん取っちゃうよ。

これでは、お金持ちは外国に逃亡してしまうな。

資産持っている人ほど、その動きは早いのだろう。

日本に残る人たちは、それしか選択肢がない人たち。

この部分が大多数を占めるのであるが、生産性は低い。

やっぱり、我慢だな。


« 熱可塑性エラストマー | トップページ | 2011 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 増税か我慢か:

« 熱可塑性エラストマー | トップページ | 2011 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ