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秋空

天高く、馬肥ゆる秋というが、

天高くは、まさに好天の時期をさし、

馬肥ゆるは、食欲の秋をさす。

今朝は、まさにその天高くという感じで、

空気も澄んでいるのであろう、空の青さが美しい。

日本では、こういう意味で平和な表現になっているが、

本来の意味は、ちがう。

中国の故事で、

もともとは「秋高馬肥」と書き、劉邦建国の漢の頃、

北方に住む遊牧民族が秋の訪れとともに冬を越すため、

豊かな収穫を狙って漢へ南下してきて周辺地域を脅かすので、秋になると

「至秋馬肥。変必起」
(秋になって馬が太ったから、必ず世の中を乱す人々がやってくるだろう)

と、漢の将軍が皇帝に厳重な注意が必要であることを進言したことに

由来するそうだ。

そういうことであるから、

空が高く、空気が澄み渡り、馬も肥えるようになると、

異民族が攻めてくるから気をつけよ!という警告だったのである。

それが日本では、おいしい季節をあらわすようになっているのであるから、

いかに平和であったかが、うかがいしれる。

話題は変わって、

日銀が金融緩和政策を打った。

すでに、金利0.1%であるのを0~0.1%にするという。

何か変わるのか?

数パーセント変わるのであればその効果も大きいのであろうが、

どうなのだ?

基本的にデフレが悪いのであるから、

その対策なのだろうが、

焼け石に水といったところであろう。

いつぞや、ベン・バーナンキがヘリコプターでお金をまけばいいと

言っていた記憶があるが、「ヘリコプター・ベン」といったか。

そんなことでもしなければならないのであろう。

ここまですると普通は、インフレになるはずなのであるが、

そうはなっていない。

どこにお金が行っているのか。

富があるところに集中してしまっているのであろう。

勝ち組だけが正しくて、負けたものはとことんまで・・という社会は、

いずれ破綻する。

富の再配分を促す政策も必要になるはずだが、

それは子供手当てを配ることとは違う。

きちんと教育を受ける機会を与え、

生産性の高い人材を育成することを国として進めていかなければならない。

企業は常に人材を欲している。

それは、優秀な人材である。

単なる労働力としての人材では、豊かになれない。

もうひとつ大切な要素は、

時間軸(スピード)だ。

遅いものは、淘汰される。

動作が遅いとかそういう問題ではない。

判断すること、決断すること、行動に移すことが遅いことが

問題なのだ。

残念ながらそれは、マイペースでは進まない。

他者と比べての相対速度に意味があるのだ。

天高く、馬肥ゆる秋。

その意味をかみ締める。

Toimisaki


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