最近のトラックバック

« チリ・サンホセ鉱山落盤事故 | トップページ | 理事長所信 »

20年後

今朝の日経新聞1面のコラムにものづくり 逆風化での挑戦(中)

を読んでみて、

このままでは日本でのものづくりはなくなってしまうのではないかという

焦燥に駆られた。

そういう危惧は、以前から持っていたのであるが、

今朝の記事はそれを連想することを確信してしまうかの論調であった。

私も使っている iphone4  を分解した電機大手の技術者の

焦りがものづくりをしているものの視点で捉えられていた。

彼が驚いたは、アップルの設計力ではなく、それを中国で組み立てている

台湾EMSの技術力にであった。

iphone4 の基板上に並ぶ超小型電子部品は、

人の手によって並べられるのではなく、

チップマウンターと呼ばれる装置でプリント基板に実装される。

この台湾EMSは日本製の装置を年間数百台も導入しているという。

私たちがイメージしている中国工場では、

同じ制服を着た女性行員がたくさんいて、

工場で働いているイメージを持つ。

事実、そういう工場が大半である。

だが、台湾EMSのように、無人工場でつくられるものも、

すでに中国で生産されていることが重大なのだ。

中国=人海戦術ではなくなってくることを意味している。

現在、世界の中心に躍り出ようとしている中国であるが、

こういったものづくり技術の根幹部分を担うところまで

技術力がついてきているということであろう。

それを教えているのは、日本の技術者であるということだ。

結果的に自分の首を絞めていると思えるのであるが、

技術というものは、生まれた瞬間からその陳腐化は始まる。

また時間の経過につれて技術は広がっていく。

広がらなければ、それはただの自己流でしかない。

秘伝の技とか一子相伝などというものとは違う。

そうならなければ、世の中を豊かにすることはできない。

しかしながら、そこに国益が絡んでくるから簡単にはいかなくなってくる。

イデオロギーの違い、さまざまな国家の思惑などが複雑に絡んでくる。

みんながみんな、平和を望んでいるわけではない。

個人としては平和を望むのであろうが、

集団になればなるほど、いろいろな理由が生じてきて諍いが生まれる。

人類はそれほどおろかではないと思うが、

歴史を見ると人間は忘れる動物であることが証明されている。

20年後としたが、10年後、5年後が

どうなっていることだろう。

« チリ・サンホセ鉱山落盤事故 | トップページ | 理事長所信 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 20年後:

« チリ・サンホセ鉱山落盤事故 | トップページ | 理事長所信 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ