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「一に雇用、二に雇用、三に雇用」と菅直人首相が語った先週。スズキが静岡で計画していた部品工業団地の建設を断念した。インドには完成車の新工場をつくるという。

届かない悲鳴
 円高で自動車の輸出が増やしにくくなり、鈴木修会長兼社長は「官邸に悲鳴は聞こえないのか」と批判を強めていた。このタイミングで決めたのも「民主党代表選にぶつけた」との見方を呼んだ。

 その2週間前、パナソニックはプラズマパネルの生産を中国に一部移転すると発表した。同社の幹部は「前の世代の技術だから海外に出して問題ない。だが国内で作り続ける選択肢もあった」と話す。背中を押したのは円高だった。

 日本企業が国内投資を控え、海外生産の拡大に軸足を置きつつある。聞こえてくるのは、円高を放置し続けることへの不信感やあきらめだ。(9月6日付 日経新聞より抜粋)

最近の話題は、円高についてが多い。

今朝も、83円90銭あたりにいる。

このまま円高が続けば、輸出関連企業はいなくなるだろう。

ここ毎日、民主党代表選挙が報道されているが、

菅代表の言っていることが、くるくる変わるのはいただけない。

よく言えば、柔軟なのかもしれないが、

私には、経済分野は得意ではないように映る。

なにしろ、雇用、雇用、雇用!

そんなことは、経営者ならば百も承知だ。

だが企業を存続させなければ、雇用もなにもあったものではない。

雇用をすれば、経済も回復するといっていたが、

今の日本の産業構造と世界の産業構造、おなじく市場を

見ての発言なのであろうか。

現在の民主党代表選挙における菅氏有利の報道を見るかぎり、

今後の日本経済の先行きは厳しい。

小沢氏がなっても厳しいことには変わりないが、

少なくとも、夢はもてそうだ。

やっぱり豪腕の印象は、強いリーダーシップに映る。

いずれにしても、数日後には判明する。

今後の予測であるが、

今の産業構造からして、

円高にする以外には解決方法はないように思える。

さて、我々中小企業はどうすればいいのか。

今朝の日経新聞一面の特集記事の最後には、こうあった。

日本企業に「売る力」を支える世界基準の価格競争力はあるか。円高・株安、高い法人税とハンディは重い。国に頼らず、国内に閉じこもらず、裸の実力を磨くしかない。

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