ドラッガーを読んでいます
2009年末の高校生就職内定に関する報道があった。
文部科学省によると昨年末12月31日現在での
高校生の就職内定率は、74.8%であった。
およそ、4人に1人は就職先が決まっていない状況だ。
すでに団塊世代の大量定年が始まっているというのに、
内定先がないというのは、今の経済状況を表している。
当社は、高校生への就職活動をしていないのであるが、
厳しい現実としか言えない。
日本という国には、就職活動という時期があって、
定期的に採用活動がある。
こういう制度は外国にはないらしい。
不思議なのだが、自己責任が原則なのが外国だ。
そう考えてみると、
やっぱりこの国は至れり尽くせりだ。
こういう国民性が現在の日本の反映を支えてきたのだろうが、
今後はそうは行かないように思う。
話はそれたが、
今は来年度末(2011年3月卒業)の採用に向けて
活動が始まっている。
そういう時期だからこそ、原点を見直す意味で、
ドラッガーを読んでいる。
いろんな書籍やコンサル本がありますし、
どれでも同じような内容なので良いのですが、
ドラッガーは、体系的にわかりやすいので、
おすすめです。
こういう時期だからこそ、原点に帰ることが大切だと思う。
そこからひとつご紹介します。
企業の目的。
ドラッガーは、顧客の創造だと定義しています。
少々難解ですので解説を付け加えると、
企業は社会的機関の一員であります。
そのため、社会やコミュニティ、顧客のニーズを
満足させるために存在します。
ということは、ニーズを満たすことができなくなった企業は、
存在意義(レゾンデートル)がなくなる。
ここから考えていくと、
誰かしらのニーズを満足させ続けることが企業の目的になります。
しかもこれが企業ののく的についての
妥当な唯一の定義だとドラッガーは強調しております。
企業にとってのマネジメントとは、
顧客の創造を達成するための道具であり、機能であり、
機関であると定義しています。
そういう組織でなければならないということです。
そんなところから、組織のあるべき姿が見えてくると思います。
それが人材戦略にもつながってくる。
そんなことを考えている本日です。
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